ビッグウェイブ

BINGO☆

2009年07月27日 22:09




コンディションが悪いのはわかっていたが、友だちが行くと言うのでまたまた飯岡。

強めの南風、どオンショア。
空は青いようだが、一面濃い霧。
まさか海岸でホワイトアウト?

とりあえず視界は20mほどあるので、目標物(テトラポット)を頼りにアウトに出る。

海水の温度は温かい。
波は厚めのムネ~カタで、まとまりなくぐちゃぐちゃ。
ハイタイドということもあり割れづらい。
でも、オレと友だちの2人っきり。
テトラポット付近から割れるレフトを数本乗った。
アウトに戻ろうとドルフィンして、浮かび上がった時に次の波が顔面直撃。
まとまりない波だとこういうことがままある。
ふと気づくと、視界がぼやけている。
霧がさらに濃くなったかと思いきや、コンタクトが片方流されたようだ。
テンションがた落ち。
まぁどうせ視界悪いし、関係ないか。

その後もしばらくぐちゃぐちゃの波に悪戦苦闘し、別のエリアにも移動したりしてみたが、楽しめるコンディションではない。
早めに切り上げて撤収することにした。
着替えてる時に友だちが、キリンのFREE(ノンアルコールのビアテイスト飲料)をくれた。
クーラーボックスに入っていたので冷え冷え。
「く〜っ!」
これまで、ビアテイスト飲料を色々飲んだ中では、まあまあイケる。
ビールと比較すればうまさは10分の1だが、運転しなきゃいけない人間にとってはとりあえずありがたい。
もうちょいビールの味に近いものがあれば…。
これが限界なのだろうか?


などと話していた矢先に、突然の便意。
しかもかなりのビッグウェイブ。

急に冷たいものを飲んだからか?
「ヤバい、身動きが取れない」
ウェットスーツもまだ脱げない状態で固まる。
友人は「海でやっちゃえば」と言うが、海は汚したくない。

バスタオルをお腹に巻いて、次々にやって来る大波をやり過ごす。

何度かのピンチを乗り越えたとき、ふっとセットの切れ間がやってきた。
急いでウェットスーツを脱ぎ、短パンとTシャツを身につけたところで、友だちに
「ちょっとコンビニまで行ってくる」
と告げて車を走らせた。

車なら1分で着くところにセブンイレブンがある。
次のセットが来る前にと、急いでトイレに向かう。

するとセブンのトイレ前には、さっき浜辺でキャンプしていた女子が二人並んでいる。
ノーーーーッ!

店内の冷房が便意を刺激する。
かといって店外に出るとまた誰かが並ぶかもしれない。
松崎しげる並に黒い自分の顔が、蒼白になっていくのが分かる。

およそ5分後、堪えに堪えてようやく自分の順番となった。
間に合った。
おそろしく長く感じた5分だった。
肛門が筋肉痛になるくらい堪えた。

ビーチに戻った時には、すっかり霧も晴れて、夏空。
あぁ、粗相しなくて良かった。
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