南伊豆へタンデム 初日(後編)
下田大和館は、多々戸浜を見下ろす高台の斜面に建てられていて、館内からすぐにビーチに出られる。
部屋に入ると早速ウェットスーツに着替えて、板とペンタを抱えてビーチへ。
浜辺の端に草地があったのでそこにペンタを設営して、奥の昼寝場所を確保。
へそくり使って内緒で買ったペンタだが、たいそうお気に召したようだ。
徹夜明けの彼女は、モモンガの懐で秒殺。目を離した隙に爆睡モードに。
ホテルのスタッフの方に「夕方の方が波よくなりますよ」と聞いていたが、予言通りややサイズアップしてコシ~ハラぐらい。
数日前まで海水温が低下していたらしいが、ようやく温かくなってきたらしく、シーガルかロンスプでちょうどいい。
波も癖がなく乗りやすい。
めちゃ巧い人も少なく、オレごときでも案外波が取れる。
もうちょいサイズあってアウトから割れてくれれば…なんて欲もでるが、まずまずのファンライド。
普段、朝一番で波乗りしているから、夕方の波乗りは新鮮だ。
サンセットサーフ…けっこう泣かすシチュエーション。
モモンガの餌食になった奥を救出し、ホテルに戻る。
入り口で温水シャワーを浴びて、ウェットスーツのまんま部屋へ向かう。
部屋に入って、バスルームでウェットを脱いで、ざっと体を洗ったら、速攻でビールをぷっは~!
ザッツ・リゾート!
夕食もまた豪華でしかもうんまい。
食前酒、前菜、地魚のお造り、伊勢海老のグラタン、鮑のステーキ、烏賊の白子鍋、金目鯛の煮付け、ご飯、香の物、デザート…大食い自慢のオレも流石に満腹。
さらに生ビールと八海山も空けてるしね。
もう動けねーと思ったが、まだ大浴場に行ってない。
浴衣に着替えて、最上階の展望大浴場へ。
もう文句なしのお風呂!
さらに、なにやら山頂露天風呂というのがあるらしい。
外階段をてくてく登ったその先に、こじんまりとした露天風呂。
しかも誰もいない。
眼下に見下ろす砂浜には、半月に照らされた波が揺らめいて打ち寄せる。
最高…それ以外の言葉が思い浮かばない。
2日めに続く…
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