ソムリエナイフ
え〜、
ある方のブログのコメント欄でチャット状態で盛り上がったので、ちょいと物欲刺激してみます。
学生時代にギャルソンのアルバイトをしていた。
お服のコム・デ・ギャルソンではなく、フランス料理のウェイターさんの方。
その頃、正社員のギャルソンの方が使っていたシャトー・ラギオールというなんとも素敵なソムリエナイフに憧れていた。
「いつか自分で買ってやる」
と、目に炎をたたえながら。
時は過ぎ、三十路を半ばまで越えた頃、ふとネットのワイン用品専門店を冷やかしに見てたら、若かりし頃の炎が再燃。
出会ってしまった、見つけてしまった、あのラギオール。
いくらだったか忘れたが、グレードによって多分20,000円前後ぐらい。
当時は今より稼いでいたが、悩んだ。
ワイン開けるだけのナイフにそんなお金遣っていいのか?
『しかしソムリエナイフの最高峰だよ』
『いやいや、他に買いたいもんあったんじゃないの』
『一生モノだと思えば高くない』
『一生に何回使うんだよ?』
『あの頃の野望はどうした!』
三角の目をした羽ある天使がぁあ〜、物欲の知らせを聞ーいーてー、右腕にとまって目くばせをして
『迷ってんなら買っちゃえぶぁ〜』
買ってもうた。
たぶん、18,000円ぐらいのタイプ。
しかし、そこは世界最高峰のラギオール様。
存在感が素晴らしい。
全体の緩やかなアールがなんとも艶めかしい。
黒水牛の角から削り出した持ち手は、コルクを抜く時に指と掌にしっくりなじんで
快・感…。
書いてるうちにワイン飲みたくなって来た。
週末は、ワイン買ってこようっと。
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