がっつりパウダー野沢温泉(後編)

BINGO☆

2010年01月12日 22:12




ランチを終えて午後一番。
野沢温泉の名物コース「スカイライン」に向かう。
ゴンドラ山頂駅の少し上から西側の尾根づたいに下る最長5kmのロングランコースだ。
滑り出しは緩斜面ながら山側の壁に当て込みながら遊べる地形が楽しい。
しかしその分、脚を使いすぎる。

年末に一度滑ってはいたが、ゆるい滑りしかしていない。
実質今回が初滑りに近い。
しかも午前中、上級者とパウダーを攻めまくった脚には乳酸がたまりまくっている。


滑り出しからものの数分で、右脚が攣った。
「痛ぇええ!」
一度停止してもんどりうちながらストレッチする。
「大丈夫ッスか?」
友人たちが心配してくれる。
しかし友人たちの一人もすでに脚が攣りそうだという。

パーティの内、オレともう一人の男子が落ちこぼれの気配。
「オレら、もし遅れるようなら長坂ゴンドラに向かって滑って行って」
と伝えて、落ちこぼれ2名はぼちぼち滑ることにした。

脚が攣りはじめると実感するが、斜度のない斜面の方が重力が脚にかかって辛い。
尾根を滑るコースから横に落ちる無圧雪急斜面「ジャンピングコース」でショートカットすることにした。
急斜面のパウダーの方が脚に負担がかからないのだ。
先に下りた2名は、このコースの存在を知らない。
やつらには申し訳ないが、落ちこぼれ2名でこのコースを堪能させてもらう。

コース中央はほぼ食い尽くされているが、コースの横にはまだノートラックが残っている。
途中までトラバースしてからノートラックにダイブ。
「ウ〜イェ〜!」
「ウッキー!」
歓喜の雄叫び。
サルかっ!

踏ん張りきかずにコケてもへらへら笑う。

ゴンドラ駅舎で合流して
「いや〜、最後のノートラックヤバかった」
って話をしたら、優等生2名が
「え〜、ズルい。先に行っていいって言うからそんなとこスルーしましたよ。もっかい行きましょうよ」
ということで再度山頂を目指してゴンドラに乗り込む。

山頂に戻って数本滑ってみたら疲労はピーク。
リフト終了まではまだ時間があったが、さすがの女子プロも限界。
ましてや落ちこぼれ2名は限界をとっくに越えている。

「じゃあそろそろ降りますか?」
ということで、再びスカイラインにて下山クルーズ。

多少動いていたせいか、先ほどよりも多少は脚が動く。
途中は脚に負担をかけないように滑り、最後の「ジャンピングコース」に再度飛び込む。
気温が上がっている上に山麓に近いため重めのパウダー。
それでも締めの1本がノートラックだから言うことない。


友人たちも大満足。
日帰りのため、まだ滑走できていないコースもあるが、次に来た時のお楽しみとした。


「せっかく野沢温泉に来たんだから温泉に行こうぜ!」

さくっと着替えて、温泉街に向かう。


おまけ編につづく


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