雪山でのお仕事

BINGO☆

2010年02月23日 02:39

前の日記でも、ちょろっと書いたが、先週末は雪山にいた。
お仕事で。




スノーボードの大会「THE SLOPE」。
五輪公式種目のハーフパイプや、テレビでも放映されるビッグエア(ジャンプ)ほど一般認知はないが、スノーボーダーには人気のスロープスタイルという種目。
ボックスやレール、キッカー(ジャンプ台)をコースに設置し、スタイルを競う競技だ。




大会名称は「SLOPE STYLE」から「THE SLOPE」と変わったが、2000年から数えて11回開催されている。
第1回大会にはちびっ子だったショーン・ホワイトも参加しているという由緒正しい(?)大会。
自分は、この大会にスタッフとして10回関わっている。

大会は、土曜日に日本人ライダーによる最強決定戦「THE SLOPE JAPAN OPEN」が開催。
これまで各地で開催された提携大会を勝ち上がったライダーや、ビデオ選考、メーカー推薦などによるライダー56名が参戦。

日曜日は、そのJAPAN OPENの上位10名と、海外ライダーを含むインビテーションライダー10名、あわせて20名による「THE SLOPE WORLD CHALLENGE」が開催された。




最終的にWORLD CHALLENGEを優勝したのは、日本人ライダー上村好太朗。
JAPAN OPENを上位通過し、決勝トーナメントまで勝ち上がった選手だ。
しかも決勝が2日間通して彼の自己ベストのライディングだったから素晴らしい!
セミファイナルで大会中最高得点を叩き出した外国人選手との対戦だっただけに、分が悪いかと思ったが、ベストランで見事に栄冠を勝ち取った。



五輪を見ていると、予選の成績はいいのに、決勝で力を出し切れない日本人…といったシーンを何度となく見せられた。
五輪とはプレッシャーの度合いが違うと言ってしまえばそれまでだが、大会の大小を問わず、最後に最高の結果を残した上村好太朗のライディングには、本当に興奮したし、いちオーディエンスとしても実に清々しいカタルシスを感じることができた。


そんなシーンを、五輪でも見たいものだ。


Peace out.


P.S.
そういえば、3日間いたのに、リフト2本しか滑ってないや。
ま、いっか。

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