石巻ボランティア活動レポート #3

BINGO☆

2011年08月09日 22:19

しばらく更新できなくて、間が空いてしまった(汗)。


3日間のボランティア活動もあっという間に最終日迎えた。

この日は、湊中学校の体育館に設けられた「みなと食堂」という炊き出し所に行くことになった。
この中学校も津波に飲まれたそうで、校舎の壁には2階付近まで海水が来た跡が残っている。体育館や1階の教室は完全に水没して土砂だらけだったらしいが、今はきれいに泥出しされている。津波が来た時間で止まってしまった壁の時計を見ていると、ニュースで流れていたあの日の映像が否応なしに脳裏に浮かんでくる。



炊き出しの今日の献立は、茄子とピーマンの炒めもの(チンジャオロースー風)、モンゴル蕎麦のサラダパスタ、ミネストローネ、それと巨峰。食材は全て支援物資から調達。約100食を目安に作る。
A&Fの平戸さんとオレがチンジャオ担当になった。
まずはみんなで手分けして茄子とピーマンを大量に切る。支援物資には普通のお肉がないのでコンビーフで代用。10缶ぐらいをほぐして使う。調味料もあるものでまかなう。チンジャオロースーに使う調味料は、醤油、砂糖、オイスターソースに紹興酒。調味料のストックを探してみると、オイスターソースはたくさんあった。さすがに紹興酒はないので日本酒で代用。

さて、いよいよ調理に取りかかる。

炊き出し用のデカいバーナーは灯油式だった。その上にこれまたデカい鍋が乗っかっている。
熱した鍋にサラダ油をひいておろしニンニクをどばっと入れる。香りがしてきたら茄子、ピーマン、コンビーフの順に入れて炒める。カヌーのパドルを小さくしたようなデカいシャモジで焦げつかないように炒める。



醤油、砂糖をどばどば入れてオイスターソースを入れたあたりからいい香りがしてきた。ここまで全て目分量。味見してみると結構イケる!少しパンチが足りないので豆板醤と桃屋のメンマを加えてゴマ油で香り付け。ヤバい!美味いかも!茄子とピーマンとコンビーフのチンジャオロースーもどき完成。



写真だとまずそうに見える?
いやマジうまいんだって!
他の班の料理も出来上がってきた。長テーブルに料理を並べて準備万端。

12時から配給開始。
地元の方々、続いてこっちで活動中のボランティアの方々がやってくる。



この日は、80人ぐらい。前日は120人ぐらいだったらしい。日によってずいぶん前後するみたいだ。
13時で炊き出しは終了。余った料理がオレらの食事になる。そこで更に余った分がボランティアベースの夕食になる。
ちなみにチンジャオもどきは全て完食!

この炊き出し所「みなと食堂」は8月6日に終了し、その後はコミュニティカフェとして利用されるそうだ。
時間の経過と共に支援のニーズも変わってくるんだね。

少しずつキレイになっているところもあれば、まだまだ手つかずであと何年かかるのか想像もつなかいようなとろこもたくさんある。
わずか3日ばかりで何かお役に立てたかはわからない。
ネコの手も借りたい人たちのネコの手になれるんなら、できる限りのことをしたい。
また来たいと素直に思った。
現地に行かなくても、寄付をしたり、物資を送ったりすることだって立派な支援だ。
でも、できればなんとか時間を作ってまた来たい。
単なる自己満足かもしれない。
でもまた来たい。

今回、お世話になったGREGORYしげさん、A&F COUNTRYひらとさん本当にありがとうございました。
一緒についてきてくれて漁師さんにモテモテだったパンダこいしありがとう。
ボランティア支援ベース・絆のとーるさん、じょーじさん、たくみさん、セリンさん、かえちゃん、HARUちゃん、みなさんお世話になりましてありがとうございました。(名前覚えられなくてすみません)
現地の漁師さん、ありがとうございます。
みんなRESPECTです。
また来ます。

Peace out.
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