2010年11月09日
波のちアート
土曜日はひとり鹿嶋へ。
夜明けの時間もすっかり遅くなってきた。
5時過ぎに家を出るとまだ夜の色が濃い。
鹿嶋に着く直前ぐらいに真っ赤な太陽が昇りはじめた。
快晴の空に昇る太陽は眩しくて、外気温はまだ10℃に届かないのに、ウィンドウ越しの日差しを浴びた頬の辺りはほんのり温かい。
この日は快晴で、風は北西からの微風。
数ヶ所波チェックして、珍しくどこにするか悩んだ。
というのも、波はどこもそこそこ良さそうなのに人がいないから。
人が少ないのは嬉しいが、ノーバディだとさすがに躊躇する。
結局、5、6人が入っているポイントに決めてウェットに着替える。

波はハラ前後、セットでムネ〜カタぐらいのが入ってくる。
水温は幾分冷たくなってきたが心地よい冷たさ。
微弱なオフショアが滑らかなフェイスを作っている。
テイクオフはイージーで、ゆっくり割れる。
横に走り過ぎるとフェイスが無くなるので、ゆっくりアップスンしながらインサイドまでロングライド。
おやっ?バリ合宿の成果か?!
いやいや、単に波がいいんだ。
ただ、バリでほぼ毎日海に入ってた分、パドルが楽なのは確かだ。
天気はいいし、風は弱いし、波もメロウ。
レギュラーを中心にたくさん乗れた。
当たりだった。
来て良かった。
2時間半ほど楽しんで、丘にあがる。
気温もずいぶん上がってきたようだ。
Tシャツ一枚で丁度いい。
小春日和とはこんな日のことを言うんだろう。
この日は、敬愛する友であり世界で認められるアーティスト、MAD BUNNYこと高田昭義のフォトインスタレーションが青山で開催されていると聞き、軽く仮眠したのち青山へと車を走らせた。
『BYS DNT CRY.』 Photo Installation Show Tokyo.
小さなギャラリーには彼の作品と共に、有名なスノーボーダーでありアーティストとしても知られるTJシュナイダーが、MAD BUNNYのフォトにドローイングとポエムを刻んだ協作の作品が並んでいた。

MAD BUNNYとTJ。
東京でこの二人の作品に触れ、そして本人たちと生で逢えるとは、なんて贅沢なひと時。
あいにく、その後のパーティまでは参加できなかったが、最高のバイブスを貰えた気がした。
Peace out.